看板の種類と参考価格【屋内編】

屋内サイン 看板豆知識

看板というとお店や施設の外で見るものというイメージがありますが、屋内にもたくさんあります。例えば飲食店なら壁面に掲示したメニュー表、駅や病院・ショッピングモールなど多くの人があるまる施設でしたら案内板やトイレのピクトサインなど。

今回は店内や施設内のいわゆる屋内サインについてご紹介いたします。

屋内の看板にはどんな種類がある?

建物内部に使用される看板は、”屋内サイン”ともいわれます。プレート状のものから切り文字までさまざまあります。非常口への誘導案内なども室内サインです。

また屋外でもよく使われる、”スタンド看板”も料金やメニューを表示するのによく利用されます。

このように屋内サインは案内や注意喚起など、重要な役割を担っています。壁紙や照明・什器などの内装に比べると、面積は小さいですが、雰囲気に合わせたサインにしたいものです。

その1 パネル・プレートサイン

パネル・プレートサイン

メニューや案内板、ピクトサインや部屋の名前を表示する室名札など、壁面に一枚のパネル取り付けるタイプのサインです。
取り付け方は「平付け」「突出し」「天吊り」など設置場所や用途に合わせた施工が可能です。
ベースになる素材はサイズやデザインごとにことなります。

平付けタイプ

壁面に対して平行に取り付ける設置方法です。

パネルやプレートを接着材や両面テープ、ビスなどで直接壁面へ取り付けるのが一般的です。
より見た目をきれいに見せたい場合は”化粧ビス”を使い取り付けることもあります。化粧ビスとは、通常のネジのネジ山が見えないようにシルバー色やゴールド色、木目調などのカバーをつけて装飾するものです。また、カバーの部分自体にネジがついたタイプや、形も丸や四角、フックタイプなど様々です。
壁に密着させて固定する方法と、壁とプレートの間にスペーサーを入れ浮かせて固定する方法があります。

お客様や施設を利用する方がよく行き来する場所や手に届く場所につけるサインの場合、サインが壁面からでっぱっているとぶつかってしまうこともあります。そのため見た目と安全面を考慮した取付方法を選ぶことも大切です。

価格は、W200mm×H200mm アクリル板 厚み5㎜で4,000円〜程度です。(デザイン費、取付費、諸経費等は別途)

突出しタイプ

壁面に対して垂直に取り付ける設置方法です。

持ち出しサインとも呼ばれ、比較的高い位置に壁面から突き出しているので、離れたところからもよく見えます。目的の部屋や場所へスムーズに誘導する役割があります。

取り付け方は”ブラケット”と呼ばれる取り付け金物を使うことが一般的です。ブラケットは表示面の素材に合わせて、アルミやステンレス木材など様々です。
固定タイプがほとんどですが、スイング型のものもあり、万が一サインに物がぶつかってもブラケットが左右に振れて衝撃をやわらげるので壊れにくく、落下の防止にも効果があります。病院や教育施設などで使用されることがあります。

価格は、W200mm×H200mm アクリル板 厚み5㎜ アルミのブラケットセットで12,000円〜程度です。(デザイン費、取付費、諸経費等は別途)

天吊りタイプ

天井から吊り下げたサインです。
歩く人の邪魔にならず、離れたところからでもよく見えるので、誘導を目的として取り付けられる事が多いです。

価格は、W300mm×H150mm アクリル板 厚み5㎜ 天吊り金具セットで14,000円〜程度です。(デザイン費、取付費、諸経費等は別途)

その2 切文字・立体文字

切文字・立体文字

プレートやフィルムシートをピクトや文字の形に切り抜いてつくる看板です。パネルサインよりも取り付けた場所になじみ、室内の雰囲気に合わせやすいサインです。
色や素材も豊富なので、用途や雰囲気に合わせて高級感を出したりポップな印象に仕上げたりできます。

フィルムシート切文字

フィルムシートもしくはカッティングシートと呼ばれるのり付きのカラーシートです。
主に単色で、印刷シートに比べて発色がよく、色ムラもないのでとてもきれいです。
文字の太さ2㎜程度までカットできるので、小さな文字やこまかなマークも制作できます。
ピクトや部屋の名前を表示する際に、扉やガラスなどのフラットな面への施工がメインです。

価格は、一般的なトイレのピクト W50mm×H120mm で800円〜程度です。(取付費、諸経費等は別途)

アクリル切文字

アクリル板は白や乳白色、透明、カラーのものがあります。厚みは3㎜、5㎜がよく使われますが、10㎜や15㎜など厚いものもあります。トイレなどのピクト、お店や施設のロゴマーク、大き目の文字などでよく使われます。フィルムシート切文字のように細かな文字は得意としませんが、アクリル切文字は厚みがあり、存在感・高級感がアップします。

価格は、一般的なトイレのピクト W50mm×H120mm アクリル板 厚み5㎜ で2,500円〜程度です。(取付費、諸経費等は別途)

カルプ切文字

カルプとはソフトボードと呼ばれるスポンジ状の樹脂をアクリルや塩化ビニール・アルミ複合板などで挟んで厚みを持たせた素材です。
厚みは10mm、15㎜、20mm、30㎜がよく利用されます。
素材の色は基本的には白いので、塗装をしたり、表面にフィルムシートや印刷シートを貼り仕上げます。室内サインでは、ロゴマークなどインパクトを出したいときに使われることがあります。

ステンレス切文字

耐久性に優れたステンレス板を使用します。
ステンレスはヘアラインや鏡面といった仕上げがあります。
ヘアラインとは一定方向に髪の毛のような細い筋目模様をつけた仕上げ方です。つや消しの効果があるため、映り込みは少ないですが、金属の質感はしっかりあります。
一方鏡面は字のごとく、鏡のようにピカピカとした仕上げです。鏡面はとてもきれいですが、傷や指紋がつくと目立ってしまうため、看板ではヘアラインがよく使われます。

店名や施設名、ロゴの切文字で使われることが多く、長く使いたい場合や、本物志向の方におすすめです。

その3 スタンド看板

スタンド看板

案内誘導をしたり、メニューやおすすめ商品などを表示したりできます。
お手頃な価格で黒板タイプやアルミフレームを使ったもの、木目調のものなどたくさん種類があるので、お店の雰囲気にあわせたり、目立つもの、表示の取り替えやすさなど、お好みで選ぶことができます。

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