立体文字の看板に使われる素材“カルプ”について

看板豆知識

カルプってなに? 素材について

立体的な文字の看板を作るのによく使われる素材です。

「カルシウム・イン・プラスチック」の略で「カルプ」と呼びます。

発砲ウレタン樹脂をアクリルや塩化ビニール・アルミ複合板などで挟んで厚みを持たせた素材です。

耐水性があり、屋外での使用にも使え、耐衝撃性にも優れています。
厚みの割には軽く、板材として使うのはもちろん、文字の形に切ったりと加工もしやすいのが特徴です。

規格サイズ

カルプのサイズは10㎜・15㎜・20㎜・30㎜がよく使われる規格サイズです。実際にはこのカルプ部分プラス表板(裏板)となり若干厚みは増します。

カルプ自体の色は、白と黒ですが、表板のアクリルがツヤのあるものやマットなもの、色付きのものもあります。

規格以外の色の看板が作りたい場合は、塗装をしたり、表面にシートを貼ることができます。金属調や木目調のシートを貼ったり、インクジェット印刷シートを貼ることで表現の幅がさらに広がります。

カルプの価格

立体的な文字の看板を作る場合、素材の候補としてカルプと金属がよく比較されます。

カルプは加工もしやすく、軽量で持ち運びもしやすく、取付も場所によっては両面テープや接着剤で施工できます。

対して金属は加工に技術が必要で、多くの工程があるので時間がかかり、重量も考えた施工方法が必要です。

そのため金属と比べると、コストを安く抑えられます。

カルプの使用場面

実際にカルプを使った立体文字はさまざまなところで使われています。

屋内の比較的小さなサイズのものから、屋外の壁面やファサードに取り付けられる遠くから見える大きなサイズのものまであります。

金属の立体文字の看板と比べると耐久性は劣りますが、厚みのある素材を活かした立体的なカルプの看板は、金属と同様インパクトのある表現ができます。

また、ルーターという回転式の切削工具やレーザーによるカットができるので、シャープな文字や複雑な形など、場合によっては金属よりも細かな表現が可能です。

比較的リーズナブルに立体文字の看板ができるので、新しくお店を始める方や、改装しようと考えている方におすすめです。

またお店の中にも外にも複数の場所に取り付けたいという方は、場所によって金属文字とカルプ文字を使い分けるという方法もあります。

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